事業承継ガイドライン 第1章「事業承継の重要性」(その1)

 事業承継ガイドラインの第1章「事業承継の重要性」は、「中小企業の事業承継を取り巻く現状」と「事業承継とはどのようなものか」の 2節からなります。
 さらに「中小企業の事業承継を取り巻く現状 」は4つの項から、「事業承継とはどのようなものか」は2つの項から構成されています。

第1章 第1節「中小企業の事業承継を取り巻く現状」について


 この節では、(1)中小企業の重要性と(2)中小企業の現状と経営者の高齢化の2つの項立てで、まずは統計から明らかになった数字を元に、会社の規模ごとの企業数や従業員数から見た我が国の現状について触れています。
 次に、経営者の平均年齢と経営者の交代率、中小企業の経営者年齢の分布、経営者の平均引退年齢の推移から考察される、事業承継のタイミングについて記述されています。

 これらから、
 ・国として、中小企業の成長を後押しし未来に承継していくことは、日本経済が持続的な発展を続けていくために必要不可欠な取組であること
 ・(平成28年12月から)今後5年程度で多くの中小企業が事業承継のタイミングを迎えることが想定されること

 このような状況を踏まえて、
 ・事業承継の円滑化に向けた取組は、経営者自身や支援者側、国等、すべての当事者にとって喫緊の課題であること

 このようなロジックで、事業承継の重要性を説明しています。
 次項から始まる精緻な検討の準備段階、導入部分とも言えるパートになっています。